効果・効能

竹炭の消臭効果|使い方や消臭期間について教えて!

竹炭には高い消臭・脱臭効果があります。

玄関やトイレ、冷蔵庫や部屋などに竹炭を置いたりするのは、湿気取りの意味合いよりも、消臭効果を狙って置いているといえます。

そんな竹炭の消臭効果についてここでは紹介をしていきます。

竹炭の消臭効果

竹炭には消臭効果がありますが、同じ炭でも木からできた炭よりも高い消臭効果を持っています。

これは、竹炭ならではの特徴が存在するからです。

臭いを消す竹炭の特徴

竹炭は多孔質(たこうしつ)と呼ばれるたくさん穴のあいた表面の性質を持っています。

そのため、竹炭1グラムの表面積の広さはテニスコートに相当します。

竹炭の消臭効果は、この見えない穴に臭いの成分を閉じ込めることで発揮するものです。

つまり、微細な穴の数が多くなればなるほど消臭・脱臭能力が高くなるので、竹炭を置く量を増やせば増やすほど消臭力が高くなるというわけです。

竹炭の持っている臭いを消す特徴とは、目に見えないほどの小さな穴がたくさん開いているということなんですね。

消臭には備長炭よりも竹炭がおすすめ

炭の消臭効果がすごいとテレビや雑誌などで見かけて炭での消臭を試そうと思う方も少なくはないと思います。

そんなあなたにおすすめしたいのが竹炭です。

竹炭が備長炭などよりもおすすめな理由は、竹炭の表面に空いている孔が、どんな炭よりも多いから。

表面の孔が多ければ多いほど消臭効果が期待できるので、消臭には木炭よりも竹炭を使用するのがおすすめです。

消臭に適した竹炭

竹炭は作り方によって性質が異なるという特徴があります。

作り方の違いとは、主に竹炭を作るときの焼きの温度。

消臭に適している竹炭は焼きの温度が500℃~700℃ほどで焼いている竹炭です。

できれば700℃に近い方が消臭効果が高まることが期待されます。

これは竹炭の吸着特製を研究した論文に書かれているので信ぴょう性は高いといえます。

また、800℃を超える温度で作られた竹炭は吸着性が下がってしまうようなので、消臭力をちゃんと発揮してもらうには700℃の温度のものを購入するといいかもしれません。

竹炭が消臭剤として適している場所

竹炭を消臭剤として使用する場合には、適している場所とそうでない場所があります。

なぜなら、竹炭を消臭剤として使用する場合に1畳あたりに約300gの量が必要だと言われているからです。

そう考えると、リビングや自室などの広い空間の消臭には向いていないとわかりますね。

そんな竹炭を消臭剤として使用するのに向いている場所は

  • 靴箱
  • トイレ
  • 押し入れ
  • 冷蔵庫
  • 車の中

といった狭い空間です。

靴箱の消臭

靴箱は臭いはもちろん、臭いの元である靴についた細菌を元気にしてしまう湿気が溜まりやすい箇所です。

竹炭には消臭効果だけでなく湿気を吸い取る効果もあるので、靴箱に竹炭を入れることで臭いの発生を抑制することもできます。

靴箱は竹炭で消臭するのに最適な場所だといえます。

トイレ

トイレも狭い空間なので、竹炭での消臭効果は期待できます。

また、トイレに炭を置くことは風水的にも良い影響を与えてくれるようなので、そういった点でもトイレに竹炭を置く方も多いようです。

お洒落な置物として竹炭を使用した商品も販売されているので、トイレのインテリアとして活用するのもありですね。

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押し入れ

押し入れも湿気がこもって嫌なにおいのする場所です。

特に布団をしまっている押し入れは湿気のこもり具合がいつも空けている押し入れよりも多いといえます。

そんな押し入れにも竹炭は消臭・除湿効果を発揮してくれます。

冷蔵庫

冷蔵庫は狭い空間に臭いがこもりがち。

狭い空間の消臭には竹炭がもってこいです。

竹炭はアルカリ性の性質を持っており、酸性の臭いを中和して消臭をしてくれます。

食品から出る臭いは酸性であることが多いので、酸性の臭いがこもりがちな冷蔵庫の中を効果的に消臭してくれます。

車の中

車の中は車種によっては押し入れ等よりも広い空間になります。

また、梅雨の時期や雨が降った翌日など、湿気が気になる場面も。

そんな車内の消臭・除湿にも竹炭はおすすめです。

通常1畳に300g程度の竹炭を置いて消臭をしますが、車内ならそれ以上の量を運転席の下などに隠せるので、通常より多くの竹炭を置いて空気を綺麗にすることができます。

車の中も竹炭で消臭をするのにおすすめな場所です。

消臭にはどれくらいの量の竹炭が必要?

消臭・脱臭を行う際に気になるのは、「どれくらいの広さに」「どれくらいの量の竹炭を使えば良いのか」ですよね。

竹炭を用意する目安としては

1畳辺り約300g

を目安とすればOKです。

これは竹製品を主に扱っている竹虎さんが竹炭を使用した消臭に必要な量だと紹介しているので、まず間違いはないと思います。

ということは、クローゼットや靴箱、トイレや車に置く竹炭は大体300g~500gのものを置いておけば十分だといえますね。

6畳の部屋だと約2kg。

15畳だと約4.5kg~5kgほどの竹炭が必要になります。

なかなかの量ですが、竹炭は細かく砕いてあるものを使用すればインテリアとしておけるくらいのサイズで置くことができますよ。

消臭効果が持続する期間は?

竹炭の消臭効果は約3ヶ月~半年ほどといわれています。

しかし、消臭期間は各販売店ごとに推奨している期間が異なり、実際のところよくわからないのが実情です。

ただ一つ言えることは、

  • 3ヶ月~6か月
  • 6か月~1年

といった紹介が多く見られましたので、およそ半年を目安に消臭効果が弱くなると考えておくと良いでしょう。

また、竹炭の消臭力が最も高いのは竹炭を使い始めてすぐです。

日を追うごとに竹炭の消臭効果は弱まっていくということを覚えておいてください。

消臭効果を復活させる方法

消臭・脱臭効果の弱くなった竹炭は捨てるしかないように思えますが、そうではありません。

竹炭は、購入した当初より脱臭効果は劣りますが、手入れをすることで脱臭効果が復活します。

その手入れとは、煮沸して乾かすというもの。

竹炭の消臭効果は竹炭の穴の中ににおい成分を閉じ込めることで発揮します。

脱臭効果が弱まるのは、穴ににおい成分が詰まってしまっているからです。

そのため、煮沸をしてにおい成分を洗い流せば、消臭効果は復活するというわけです。

煮沸した後は風通しの良いところでしっかりと乾燥させてあげれば消臭効果の復活した竹炭の出来上がり。

ただ、におい成分を完全に洗い流すことはできませんので、消臭効果は使いはじめよりも劣るということを覚えておいてください。

お手入れをしても臭いが取れなくなったら、細かくして庭やプランターに撒いてあげると土壌を良くしてくれるのに役立ちますよ。

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竹炭は無香料の消臭剤として役立ちます。

また、脱臭剤として1つで半年以上も効果を発揮する優れものでもあります。

市販の脱臭剤のように置いてすぐに効果を発揮するわけではありませんが、使い始めて10日もすれば効果を実感することができるでしょう。

竹炭には除湿効果もあるので、臭いの気になる場所をスッキリさせるのにとても役立ちます。