竹炭を洗うとき、説明書きを見ると
「洗剤で洗わないでください」
と表記してあると思います。
でも、どうして洗剤で洗ってはいけないのでしょうか。
ここではそんな疑問について紹介していきます。
竹炭を洗剤で洗ってはいけない理由
竹炭を洗剤で洗ってはいけない理由は、竹炭に洗剤の成分が吸着されてしまうからです。
湿気取りや脱臭の為に使用するのであれば、洗剤を利用して洗うのもありかもしれません。
ですが、ご飯を作るときに使用する竹炭は絶対に洗剤を使って洗ってはいけません。
竹炭が吸着した洗剤の成分をご飯と一緒に食べる事になってしまいます。
竹炭が吸着した洗剤はなくならない
一度洗剤で洗った竹炭は二度と食事を作るときに使用することは避けてください。
これは、本来竹炭が持っている湿気や臭い物質、有害物質を吸着する効果が関係しています。
竹炭には先に紹介した湿気などを竹炭の表面に空いている無数の孔に吸着する作用があります。
これにより湿気や臭いをなくすことができるのですが、この孔に入った湿気や臭い物質、有害物質が完全になくなることはありません。
もちろん、水洗いや煮沸洗浄をしてもなくなることはありません。
そんな孔の中に洗剤の成分が入り込んでしまうと、臭い物質などと同様に外に排出されていないことが考えられるのです。
孔の中に残った竹炭を食事を作るときに使用してしまうと、洗剤成分が食事の中に染み出てしまう恐れがあるというわけです。
以上の理由から、竹炭を洗剤で洗うことはお勧めできないというわけです。
竹炭を洗剤で洗う場合は食べ物に使してはいけない
竹炭を洗剤で洗っていいケースは、竹炭を食べ物に触れさせない使い方をするときのみです。
万が一洗剤で洗ってしまったときには、その竹炭はもう食事を作ったりするのには使わず、湿気取りや消臭用として使用してください。
特に小さいお子さんのいるご家庭では絶対に料理に使用するのはやめてください。
竹炭から洗剤成分を完全に洗い流すことはできません。