コラム

備長炭VS竹炭|脱臭や除湿にどんな違いがあるの?

除湿や消臭に活躍する炭。

しかし、炭にも備長炭や竹炭などの種類があります。

ここでは、木炭で有名な備長炭と竹炭の脱臭・除湿効果にどのような違いがあるのかを紹介していきます。

備長炭と竹炭の違い

備長炭と竹炭の大きな違いは炭の表面に空いている孔にあります。

表面に孔の空いている多孔性の炭ですが、備長炭と竹炭では孔の数にかなりの違いがあります。

この孔の違いは脱臭・除湿に大きな違いを生むのです。

脱臭・除湿効果が高いのは竹炭

脱臭と除湿効果が高いのは竹炭です。

備長炭や竹炭の表面に空いている孔は空気中に漂っている臭い成分や湿気を吸着する効果を持っています。

備長炭に空いている孔と竹炭に空いている孔には、孔の大きさと数に違いがあり、竹炭は孔が小さく孔の数が備長炭の3倍程度多いのが特徴です。

炭の脱臭・除湿能力は孔の多さに比例しますので、圧倒的に竹炭の方が脱臭力や除湿力に優れているといえるのです。

燃料にするなら備長炭の方が良い

備長炭と竹炭では、燃料にする際、備長炭の方が優れた効果を発揮します。

これは、備長炭の方が燃料として使える時間の長さが段違いだからです。

備長炭はバーベキューなどの燃料としてよく使われますが、これは着火してから火が消えるまで長時間火の燃料として役立ちます。

しかし、竹炭は着火はしやすいですが、長時間燃料としての役割を果たしてくれないのです。

備長炭は着火しにくいという難点がありますが、それを差し引いても、燃料としては備長炭の方が優秀だといえるでしょう。

脱臭・除湿には備長炭よりも竹炭がおすすめ

備長炭と竹炭。

どちらも脱臭・除湿効果を持っているのでどちらを使ってこれらの効果を得ても問題はありません。

ですが、効果の優秀さをあえて比較するのであれば竹炭の方が優秀だといえるでしょう。

しかしこれは竹炭の長所である脱臭効果と除湿効果が備長炭を上回っただけ。

竹炭の短所である燃料としての効果は備長炭には勝つことができません。

竹炭も備長炭、どちらも長所に違いがみられますので、ケースバイケースで使い分けることが大切です。