竹炭の使い方|お風呂屋や除湿にどうやって使えばいい?
竹炭は、飲食や飲料水に使うこともできれば、生活の中であらゆる調整・浄化に役立つアイテムです。
今回は、そんな竹炭の使い方を紹介していきます。
竹炭を使う前のお手入れ方法や使用方法、交換時期、使い終わった竹炭の再利用方法なども、紹介しているので竹炭を使う際の参考にしてくださいね!
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竹炭の使い方
竹炭の使い方は主に3つ。
- 消臭
- 食べる
- 水や空気の浄化
この3つを基準にした使い方を紹介していきます。
調理時の使い方
竹炭を使って調理するには、まず最初に竹炭を調理用として使えるようにする必要があります。
新品の竹炭は、表面に黒い粉(炭)が付いているので、水洗いし、煮沸消毒で殺菌しなければいけないのです。
竹炭の煮沸消毒のやり方
- 軽く竹炭を水洗いする(棒状・小粒状どちらでも可)
- 鍋に水を入れ沸騰させる
- 沸騰したお湯で10分程煮沸消毒する
水洗いしたり煮沸したりするときに洗剤は使わないでください。
洗剤を竹炭が吸ってしまい、食べ物に使用できなくなります。
煮物
煮物の材料と一緒に、竹炭を1片入れるだけ。
通常の煮物と同じ作り方で、煮崩れしにくいミネラル豊富な煮物ができます。
使用後は、炊飯時と同様に水洗い・乾燥。
10回程度使えます。
揚げ物
冷たい状態の天ぷら油に、竹炭1~2片を入れ通常通りに揚げます。
10回程度使え、唐揚げ、天ぷら、フライなどどんな揚げ物も、衣をカリッとおいしくできます。
保存時にも油の中に竹炭を入れておくと、酸化防止になり日持ちが良くなるのです。
保存用には約2~3ヶ月使えます。
お米の保存・炊飯にも使える
お米を保存するときには、煮沸消毒・乾燥させた竹炭を、5㎏のお米に対し5~6片(約100g)一緒に入れて保管します。
虫が湧きにくくなり、古くなった古米の味・水分・臭いの調整として入れるのもオススメ。
お手入れは、1ヶ月に1回水洗い・乾燥させ、3~6ヶ月使えます。
炊飯に使用する場合には、通常の炊飯に竹炭を載せてあげるだけでOKです。
詳しくはこちらのページで確認してみてください。
ついでに、竹炭でミネラルウォーターを作る方法もこちらのページで紹介してますので、気になる方はどうぞ。
湿度調整・消臭剤としての竹炭の使い方
竹炭は、無数の多孔(たこう)という孔(穴)によって、優れた調湿・消臭効果があります。
キッチン周り
【流しのぬめり防止】
排水溝の生ごみ用のかごに竹炭を1~2片入れておくと、ぬめりと臭いを防ぎます。
【食器棚】
キッチンペーパーなどで巻いた竹炭を、各棚の段に100g程置きます。
食器棚の湿気を抑え、臭いやカビの防止として。
1ヶ月に1度水洗い・乾燥させ、3~6ヶ月使えます。
冷蔵庫
冷蔵庫の中の、野菜や果物から発生するエチレンガスを吸着するので、食べ物を長持ちさせる効果があります。
そのため、青果物の熟しが遅くなるので、青い果物を熟したい場合は、竹炭が入っていない場所に置いておくとよいでしょう。
冷蔵庫内の嫌な臭いも吸収し、スッキリとした清潔感のある庫内を保てます。
1ヶ月程で交換してください。
タンスや靴箱
湿気と臭いを吸着し、カビの防止にもなります。
100gを布や不燃布の袋に入れ、各棚や四隅に適度に置いておきます。
靴箱の場合、靴に直接入れたり、箱の中に一緒に入れておくと、長期保管するときにも湿度を調整してくれるのでオススメ。
タンスでは、防虫効果もあるので肌の弱い方にも安心です。
お手入れは、1ヶ月に1度水洗い・乾燥させ、3ヶ月程使えます。
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トイレ
トイレのタンクに竹炭を100g~300gネットに入れると、水の分子が細かくなるので汚れが付きにくく、掃除が楽になります。
また、トイレの空間に300g~1㎏置いておくと、空気中に含まれる臭い物質(アンモニアなど)を吸着し、強力な消臭効果を発揮します。
1ヶ月に1度水洗い・乾燥させ、2~3ヶ月で交換です。
空気の浄化・リラックス効果を作る竹炭の使い方
竹炭の吸着効果とマイナスイオンを放出する作用で、お部屋の空間もスッキリに。
お部屋
6畳のお部屋なら、竹炭を約10㎏用意し、部屋の隅などに配置していきます。
壁紙などの建材、家具などからでる有害物質(ホルムアルデヒドなど)を吸着し、生活臭やタバコの臭いも除去する天然の空気清浄機。
マイナスイオンを発生するといわれており、森林浴で感じるリラックス効果をもたらします。
寝具
枕やマットなどに使われていることが多く、睡眠中の汗を吸収し湿気を防ぎます。
また、調湿効果により夏は涼しく、冬は遠赤外線効果で冷えにくい快適な睡眠へ。
お風呂
浴槽(200リットル)の水に、竹炭を約300gネットなどに入れ使います。
竹炭を入れると、遠赤外線効果で体の芯まで温まり、お湯を弱アルカリ性にするため、温泉水のようにお肌に優しいお湯へと変えます。
入浴後は、浴室内で乾燥させ、1週間に1度タワシで水洗いし、天日干しで乾燥させます。
2~3ヶ月は使えます。
生活に密着した竹炭の使い方で快適に!
竹炭は、食べることから寝ることまで、生活に密着した使い方で、私たちの日々を快適にしてくれる優れたアイテムです。
使用済みの竹炭も、そのまま捨てることなく、花壇の肥料にもなるので余すところなく使えます!
化学的な薬剤を使うことなく、体に優しいのが嬉しいですね。
お手入れでは「洗剤を使わない」だけは注意して、安全に長く竹炭を使いこなしていきましょう。
昔の人の知恵が詰まった竹炭を、生活に取り入れてみてください!