炭と聞いて連想するのは「燃料」という言葉ではないでしょうか?
私はこのサイトを作る前は炭と聞いて最初に思い浮かぶのはバーベキューの炭のことでした。
しかし、バーベキューで使われるのは基本的に木炭。
竹炭が使われているところは見たことがありません。
ここでは、竹炭がバーベキューの炭などの燃料に使用できるのかをまとめました。
竹炭は燃料に向いていない
消臭や調湿、料理に入れるなど、万能な役割をはたしてくれる竹炭ですが、燃料に使用するのには向いていません。
これは、竹炭が万能であるが故の竹炭の構造に問題があるからです。
竹炭が燃料に向いていない理由
竹炭が燃料に向いていない理由は、竹炭に数えきれない孔が空いていることにあります。
孔が多く空いているということは、燃える部分が少なく、中身がスカスカの状態であるということ。
そのため、火がついても炭が長持ちせず、すぐに火が消えてしまうのです。
これでは燃料として役に立ちません。
また、竹炭は焼き上げの温度によって「火付きが良くすぐなくなる」「火付きが悪くすぐ消える」など条件による燃え方の変化が大きく、この点でも燃料には向いていないといえるのです。
竹炭を燃料として使うなら
もしあなたが竹炭を燃料として使いたいのであれば、最初は500度程度の低温で焼いた「火付きのいい」炭で火をつけてください。
そして、その火で1000度程度で焼いた「火持ちの良い」炭に火をつけて燃料として使うのが良いでしょう。
焼きの条件で火付きの具合と火持ちの具合がかなり変わる竹炭は、上手に使ってあげることで燃料として使えなくもありません。
竹炭は燃料としておすすめしない
もしあなたが竹炭を燃料としてバーベキューをしようとしているなら、それはあまりお勧めできません。
しかし、今まで消臭用として使用していた炭の処分などで燃料とするのは問題ないといえます。
竹炭は土壌に捨てることで土壌改善の効果がありますが、誰もが庭を持っているわけでもありませんし、プランターを持っているわけでもありません。
バーベキューなど、何か知らの燃料にできる機会があれば、その機会に処分に困っていた竹炭を燃やすのもいいかもしれません。