竹炭は炭を作る際の温度の違いで竹炭の質が変わります。
そのため、購入する際にはその竹炭が何度くらいの温度で焼いて作られたものなのかを調べることが大切です。
ここでは竹炭を作るときの温度によって変わる竹炭の質について紹介します。
低温度~高温度で変わる竹炭の質
竹炭を作るときの火の温度は大きく分けて
- 低温度
- 中温度
- 高温度
の3パターンの温度に分けられます。
この3パターンの焼き方で作った竹炭はどれも質が異なるのです。
低温度で作った竹炭
低温度は、約400℃のことを言います。
低温度で作られた竹炭は竹炭としての質はあまりよくありません。
ですが、備長炭よりも表面積が広く、湿度や臭いの吸着力が高いので部屋の調湿やトイレの臭い取りなどで使用できます。
土壌用に使うのもこの炭で問題ありません。
中温度で作った竹炭
中温度は、約400℃~700℃辺りのことを言います。
中温度で作られた竹炭は作る人や場所によっては高温度で作られた竹炭と呼ばれる場合があります。
炭素化が進み、竹炭の持つ効果が低温度の竹炭よりも高くなっています。
特に有害物質などの吸着効果が低温度と比べて高くなっています。
一般的な竹炭の使用方法はこの温度で焼き上げていれば問題なく使用できます。
高温度で作った竹炭
高温度は、約800℃~1000℃以上のことを言います。
高温度で作られた竹炭は叩くと金属のような音がするほど炭素化が進んでいます。
シックハウス症候群の原因である有害物質の吸着までできるようになるのはこの温度です。
また、食用など、品質の求められる使用用途に使われるのがこの温度で作った竹炭です。
竹炭は用途に温度で作ったものを選ぶ
竹炭は基本的な使い方をする分には中温度~高温度のものを選べば問題なく使用することができます。
しかし、食用等の品質が担保されていないといけない使い方をするのに、低温度や中温度で焼いた竹炭を使用するのはNG。
使用用途に合った焼き方をした炭なのかもしっかりとチェックして購入するようにしましょう。